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コラム |
「虫歯」は口の中の細菌(ミュータンス菌)が糖分を分解して「酸」を作り、
その酸が歯を溶かして「虫歯」になるのです。
生まれたばかりの「赤ちゃん」の口腔内には、ミュータンス菌は存在しません。
ミュータンス菌がいない状態で3〜5年いると「虫歯」を作るミュータンス菌が生きて
いけない口腔状態になって「虫歯」ができなくなるのです。
(日本人の中で約1%このような人がいるといわれています。)
では、どうしてミュータンス菌が口腔内に入ってくるのでしょうか。
■実は虫歯のある人から感染するのです。
肉親(親、兄弟など)から、一番に感染すると考えられます。
【1】哺乳瓶の乳首を、親が含んで(温度、出具合を見るため)授乳させること。
【2】乳幼児の指を、親などが口に含んだり、顔などに口付けしたりすること。
【3】親が一度口の中に入れたもの、歯で砕いた食物を与えること。
【4】親が自分の口を拭いたハンカチなどで、乳幼児の口を拭くこと。
【5】ミュータンス菌保有の乳幼児がなめた玩具をなめること。
他にも色々考えられますが、上記のことが主な症状といわれています。
しかし、現実的には感染から逃れることは、非常に困難なことです。
■菌の繁殖を増やさないようにするためには・・・
・ 乳児期から口腔内を清潔に保つことを、親御さんが確認しながら教えてあげることが
大切です。
・ 甘いものを与えた後には、必ず歯磨きすることを習慣づけるように
指導してあげてください。
・ 保育園、幼稚園、学校や外出時にも食後歯磨きが出来るように歯ブラシを
もたせてください。
・ 夜、歯磨きをしないと睡眠中にミュータンス菌が活発になり、虫歯になりますので、
睡眠前には特に念入りに歯磨きしてから就寝してください。
・ 不幸にも、虫歯が見つかったときには、早く治療を行っていただくと楽です。
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